2017/02/17
「いまいち業績がよくない。どうしたらいいですかね?」
という相談を雑談めいた感じで受けることがよくある。
いろいろ状況を聞いた上で、いくつか解決策のアイデアを提示するのだが、「それは自分には無理」「自分は○○しかできない人間なんで(やらない)」みたいな反応が返ってくることが多い。
自分で自分の限界を決めてしまっているのだ。
今の自分でやれることだけをやってきた結果がその業績なのだ。プロであるコンサルタントに雑談めいた感じで(タダで!)解決策を聞き出して、抜本的な解決策には耳を貸さず、やれそうなものだけちょっとやってみる。
このやり方で商売がうまく行くだろうか?
行かないだろう。要するに変わりたくないのだ。変わりたくない人は業績も変わらない。
また「自分には無理」という反応以外でも「自分の方針と違う」と拒絶反応を示す人も多い。
「じゃあその方針を教えてください」と聞くと筋の通ったものが返ってくることはほとんどない。
これもつまるところ変わりたくなくて言い訳をしているに過ぎない。
業績低迷の流れを変えるには経営者自身が変わるほかない。「自分には無理」と避けてきたことに正解が埋もれている可能性は高い。