2017/02/17
先日、『いいね!立川』のデザイン変更を行いました。
それ以前に『いいね!立川』は1ヶ月ほど前にこっそりと『いいね!立川商店街』から名称変更を行っています。
名称変更を行ったのは、「商店街」というワードが連想させるマイナーなイメージを取り去りたかったからです。一般の生活者が「商店街」というワードから連想するのは、シャッター街、古い、頑固店主、いえまだ何かを連想してもらえるならばましなほうで、興味なしと認定されスルーの対象にされかねません。
『いいね!立川』の目指す方向は立川の商業の発展であり、それは商店街の活性化とイコールではありません。大型店でにぎわうのであればそれはそれでよし。一般生活者が望んだ結果として街のあり方は決まります。
というわけで名称変更にともなうデザイン変更を行いました。
各コピー類を決めるにあたってはいろいろと考えたことがありまして、せっかくなのでそれらをここに羅列しておこうと思います。共通するのは、立川で生活する人々の気持ちを代弁しようとしている点です。
・立川は駅前がすごいから好き
・立川って駅前だけじゃん
・まだ都心に住んでるの?
・立川は大型店がたくさんあって素晴らしい
・なんとなく住んでるだけだけどやっぱいいところだよね、立川って
・立川のよさはまだまだ土地が余っていて発展の余地があるところ
・永遠の田舎だと思ってたけど最近本気だしてきた?
・立川好きなみんなが立川をもっと好きになって立川の魅力を世界へ向けて発信するサイト
・都心もいいけどやっぱり大好き私の街、いいね!立川
・まだまだ未開の地だけど最後はみんなでこう言いたい、『いいね!立川』
・都心に憧れてたけど最近はこう思い始めた『いいね!立川』
コピーを決める際に注意した点は、立川を盛り上げたい人の視点にならないこと。実際、一般の生活者はこう考えているはずです。「自分の住む街が発展するのはもちろん嬉しいけど、積極的に自分が動きたいとは思わない」
立川を盛り上げたい人の視点になってしまうと一般生活者からはスルーの対象になります。
といったことを考えてコピーを決めました。
こうして書きだしてみると、こうした考え方というのは私の「地域活性化」観そのもののようです。
以上、東京立川の経営コンサルタント、コンサルティングオフィス欅の久米でした。