2017/02/17
こんにちは、立川・国立周辺の店舗経営支援を専門とした経営コンサルタント、コンサルティングオフィス欅の久米です。
小規模な飲食店のホームページを探していると、ぐるなびや食べログといった飲食店情報口コミサイト上のページにたどり着くことがよくあります。
自店でホームページを開設していないお店に多いのですが、こういう状態のお店は非常にもったいないです。また、口コミサイト側が用意しているホームページ制作メニューに沿ってホームページを作っただけというお店も多く見受けられますが、これもまた非常にもったいないです。
私は、こういった状態のお店の経営者さんを見つけるたびに「自分でブログを運営しましょう」「Facebookページだけでも作りましょう」といった提案をしています。
なぜぐるなびや食べログのページだけではダメなのか?
・他店との差別化が困難であること
・これらサイト内で差別化をするには高い手数料が必要となること
この2つの理由が挙げられます。
考えてもみてください。大手飲食店はその資金力を活かし、自社ホームページ、リスティング広告、プレイス広告、クーポンサイト、口コミサイト、Facebookページなどすべてに広告を展開しています。この中に小規模の飲食店の情報が並べられて、どれくらいのアクセスを呼べると思いますか?
小規模飲食店の集客戦略の基本は、まず自店のコンセプトをしっかりと打ち出すことです。これにはブログが最適です。gooブログやamebaブログ、はてななど無料のブログサイトを利用してブログを立ち上げ、自店の商品、サービスへのこだわりを毎日スタッフが書き連ねてください。これだけでサーチエンジンに勝手にヒットするようになります(毎日書かないとダメです、みんな面倒くさがって毎日書かないからです)。
次に重要なのはリピーターになってくれたお客様への重点的対応です。これにはFacebookページ(もしくはmixiページ)が最適です。FacebookページとはFacebook上に作れるホームページみたいなもので、ユーザーから「いいね!」を押してもらうことで、そのユーザーに情報を届けることができるようになります。このFacebookページを使ってリピーターとコミュニケーションを深めてください。お客様がお客様を呼んできてくれる理想的な状況が出来上がります。
これらは少しの手間が必要ですが料金は無料です。無料で強力な差別化ができるわけです。
当然のことながら、グルメ情報系メディアの営業の方々は自分たちにお金が落ちる方法しか提案してきません。こんなに強力で、かつ無料の手法が存在しているにも関わらずです。
というわけで、自店のインターネット対応を見直してみて下さい。
(見直し用質問集)
・とりあえず口コミサイトにホームページを作ってもらって安心していませんか?
・月10万のクーポン誌掲載でリピーターは増えていますか?
・広告代理店のいいなりになっていませんか?
※食べログやぐるなびへの登録にはもちろん価値があります。しかし小規模の飲食店にとって優先度は低い、ということをここでは述べています。
書いている人
久米 収(くめ おさむ)
店舗紹介専門ライター / 地域メディアプロデューサー / 飲食店コンサルタント 株式会社エナゲピューラ代表 / オフィスけやき代表
1976年愛知県生まれ 一橋大学商学部卒
地域に愛されるお店がたくさん増えて、地域社会が活気あふれたものになるように、あれやこれやと活動中
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